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Trackwork in Vancouver

レールを削ろう!!

昨年、この日記で線路断面図を作成しているというお話をしました。
詳しくはこちらをご覧あれ。
1年経って忘れかけていた頃、とうとう断面図を元に線路を削る日がやってきました。

1年前といえば、まだまだ高架橋やら橋梁などの工事が始まったばかりで、線路なんてどーこにも敷かれていませんでした。
しかーし、人間の力ってすばらしい。現在はダウンタウンから空港まで全線に渡って線路が敷かれてるんですから。


そして、先週から待ちに待った(私だけが)??研磨車両のおでましー。
この車両、市内を走るスカイトレイン用のものをレンタルしてるわけなんですが、借りてきたはいいが、10年以上野ざらしにされてたもんだから、テスト走行で1日2回以上は故障。
どっかの遠くの町から、かつてこのマシーンを扱っていたメカニックのおじさんを連れてきて、やっと直してもらったんですが、0.1mm単位で緻密に作られた線路断面図をこんなボロっちい機会で削っていーのかーと疑問に思う私でした。

さて、やっとのことで動き出したこの車両、1年前に私がご紹介したかっこいい車両とは似ても似つかぬ極小サイズ。研磨石が8個しかついていません。
で、もってこの車両を運転する人達はヨハン.ビーゲンさんとアーニー.ビーゲンさんの親子。
そう、この親子がこの極小車両に乗り込み、まるで、カローラを運転するかのように線路の上を行ったり来たりしながら線路を削るわけなんです。なんだか、微笑ましいというか、かわいいというか。
私はてっきりイカツイ線路工夫みたいな人が徒党を組んでやってきて一機に削ってしまうのかと思ってました。


で、私は削り始めから3日目の夜に断面図を作ったコローセック博士と一緒に研磨の様子を見に行きました。
研磨作業は他の工事が終了して、みんながおうちに帰った後にしかできません。
工事中の寒い高架橋の上でコローセック博士と待ち合わせたのが夜の7時。結局、研磨車両がその場所に着いたのが夜の9時。
2時間あまりの時間、コローセック博士と二人で待ってたわけなんです。この博士、歳はうちの父と同じくらい。(私自信が既におばちゃんなんで、彼はもうじーちゃんです。
お話好きで優しいじーちゃんなんで2時間があっという間に経ってしまいました。
じーちゃんいわく、この業界で働くなら、数時間待たされるのは当たり前のことなんだそうです。
まるで、病院のエマージェンシーと一緒だ。

さてさて、話を研磨車両の方へ戻しましょう。息子が運転するせまーい研磨車両に乗り込み。LET’S GRIND!!


inside

中の様子はこんな風です。モニターで線路の様子が見えます。この狭い空間にじーちゃん2人におじさんとおばさん(私)1名。相当きつっ苦しいです。


じーちゃんその1(コローセック博士)とじーちゃんその2(ヨハンさん)はかなりながーい知り合い。(線路研磨の関係で)その息子のアーニーさんも見てくれはいかついけど気さくでよい人。まるで、ウィスラーへドライブへ行くかのような和気あいあいムードの中、研磨開始!!
車両はかなりの音と火花を立てながら研磨を始めますが、それにも負けないくらいの大声で笑うじーちゃん2人。
そして、レールの上を何回か走り終わるたびに外へでて、研磨具合をチェックします。


machine

研磨車両が走る様子。
これは、他の場所で撮影された研磨のようす動画でどーぞ。



TEMP

このテンプレートをレールに当ててちゃんと削れてるかチェックします。

さてはて、本日の作業結果を見ておおいに満足したコローセックじーちゃん。残りの作業をビーゲン親子に託し、意気揚々とお帰りあそばしました。
まだまだ、親子のながーい研磨の旅は続きます。



線路設計 | 投稿者 Trackwork_Mama 02:05 | コメント(5)| トラックバック(0)

秋の味覚とかさこじぞう

生年月日も出身地も同じ、そして、当blogの読者でもあるゆぎじゃN。
彼女のMIXI日記に、彼女の周りにはいろいろな食物(しかも美味しい)を貢いでくれるかさこじぞうのような男がいるようなことが書いてありました。

美味しいものがもらえていいなー。なんてうらやましげにmixiを覗いていた私ですが、その日記にコメントを残してからというもの、ゆぎじゃNの運が回ってきたらしく、最近、バンクーバの秋の味覚を恵んでもらってます。

めぐみその1、
オーセンティック タイ料理。

カプーのクラスメイトにタイ人のお友達がいて、そのお母さんがお料理上手。
でもって、人に振舞うのが大好きというかさこじぞう女性がいます。
彼女から頂いたグリーンカレー。
こういう味は本場の人が作らないといけませんねえ。
素人が真似しようとしてもどことなーく味が違~う。ちなみにこのカレー粉は彼女のお父さんが作った門外不出、秘伝の粉らしいんです。彼女に言わせると“スーパーで売ってるタイカレーの素なんて食べられたもんじゃない。”そうです。
タイのかさこじぞうさん、ありがとう。


めぐみその2、
秋の高級食材代表、マツタケ


MAT


カナダはいわずと知れたマツタケの名産地。今年は大豊作ということもあり、マツタケ狩りに出かけた皆さんはおこぼれをくださるわけです。
早速、マツタケご飯、マツタケお吸い物、マツタケ網焼きにしてみました。
うーん。うまいねえ。

今回、マツタケをもって来てくださったかさこじぞう。かなーり太っ腹です。彼女はおまけに今が旬のいくらまで持ってきてくれましたーぁ。

ということで、
めぐみその3、いくら


IKURA


いくらは今が旬、卵を産むために戻ってきた鮭の卵がとれるのは今しかないらしいんです。この時期を逃すと新鮮ないくらはまた一年お預け。
かさこじぞうの指示に従い、いくらを塩漬け。(しょうゆ漬けより美味しいらしい)
一晩待って、ついにいっただきまーす。


“うっ、こっこれは、

YUZAN


プチプチとした食感があって、それでいて、いくら独特の舌にのこるような薄皮の違和感と生臭さが全くない。”
こーんなに美味しいいくらを食べたのは生まれて初めて。かさこじぞうさーん。ありがとう。

めぐみ、その4
数の子昆布

KAZU



こちらも、カナダ西海岸で取れる名産品のひとつです。これはスティーブストンで漁師を営むかさこじぞうさんからいただきました。
カナダでは先住民族(いわゆるインディアンの皆さん)をまもる法律があります。数の子昆布、ウニ、サーモンなどの自然の恵みは、もともとこの地を守っていた先住民のものだという概念で、よそ者(先住民以外)は勝手に取ることは許されません(ライセンスを購入すればよい)。
長年、漁業関係で働いているような方々は先住民さんたちとのコネクションもおありのようで、毎年、数の子昆布を持ってきてくださいます。
日本では人工の数の子昆布なんかも出回っていますが、こちらは正真正銘のニシンが昆布の上に産みつけた卵。なんでも、厚さが2ch以上あるものは高級料亭にしか出回らないらしいです。
で、いただいた数の子昆布といえば、2chなんてもんじゃない。3ch以上はある代物です。
口に入れたときの、このプチプチ感がたまらない。
かさこじぞうさん、ありがとう!!

どうですか、バンクーバには秋の味覚がいっぱいでしょっ!!
今回頂戴した食物を日本で購入したとすると(まず、ここまで新鮮なものは購入できないと思うけど)いったいいくらになるうだろう??
まー、値段なんて、どうでもいいや。とにかく美味しかった。
かさこじぞうさん、それから運を分けてくださったゆぎじゃn、どうもありがとうねー。







日記 | 投稿者 Trackwork_Mama 03:23 | コメント(6)| トラックバック(0)
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