2008年11月15日
レールを削ろう!!
昨年、この日記で線路断面図を作成しているというお話をしました。
詳しくはこちらをご覧あれ。
1年経って忘れかけていた頃、とうとう断面図を元に線路を削る日がやってきました。
1年前といえば、まだまだ高架橋やら橋梁などの工事が始まったばかりで、線路なんてどーこにも敷かれていませんでした。
しかーし、人間の力ってすばらしい。現在はダウンタウンから空港まで全線に渡って線路が敷かれてるんですから。
そして、先週から待ちに待った(私だけが)??研磨車両のおでましー。
この車両、市内を走るスカイトレイン用のものをレンタルしてるわけなんですが、借りてきたはいいが、10年以上野ざらしにされてたもんだから、テスト走行で1日2回以上は故障。
どっかの遠くの町から、かつてこのマシーンを扱っていたメカニックのおじさんを連れてきて、やっと直してもらったんですが、0.1mm単位で緻密に作られた線路断面図をこんなボロっちい機会で削っていーのかーと疑問に思う私でした。
さて、やっとのことで動き出したこの車両、1年前に私がご紹介したかっこいい車両とは似ても似つかぬ極小サイズ。研磨石が8個しかついていません。
で、もってこの車両を運転する人達はヨハン.ビーゲンさんとアーニー.ビーゲンさんの親子。
そう、この親子がこの極小車両に乗り込み、まるで、カローラを運転するかのように線路の上を行ったり来たりしながら線路を削るわけなんです。なんだか、微笑ましいというか、かわいいというか。
私はてっきりイカツイ線路工夫みたいな人が徒党を組んでやってきて一機に削ってしまうのかと思ってました。
で、私は削り始めから3日目の夜に断面図を作ったコローセック博士と一緒に研磨の様子を見に行きました。
研磨作業は他の工事が終了して、みんながおうちに帰った後にしかできません。
工事中の寒い高架橋の上でコローセック博士と待ち合わせたのが夜の7時。結局、研磨車両がその場所に着いたのが夜の9時。
2時間あまりの時間、コローセック博士と二人で待ってたわけなんです。この博士、歳はうちの父と同じくらい。(私自信が既におばちゃんなんで、彼はもうじーちゃんです。
お話好きで優しいじーちゃんなんで2時間があっという間に経ってしまいました。
じーちゃんいわく、この業界で働くなら、数時間待たされるのは当たり前のことなんだそうです。
まるで、病院のエマージェンシーと一緒だ。
さてさて、話を研磨車両の方へ戻しましょう。息子が運転するせまーい研磨車両に乗り込み。LET’S GRIND!!
中の様子はこんな風です。モニターで線路の様子が見えます。この狭い空間にじーちゃん2人におじさんとおばさん(私)1名。相当きつっ苦しいです。
じーちゃんその1(コローセック博士)とじーちゃんその2(ヨハンさん)はかなりながーい知り合い。(線路研磨の関係で)その息子のアーニーさんも見てくれはいかついけど気さくでよい人。まるで、ウィスラーへドライブへ行くかのような和気あいあいムードの中、研磨開始!!
車両はかなりの音と火花を立てながら研磨を始めますが、それにも負けないくらいの大声で笑うじーちゃん2人。
そして、レールの上を何回か走り終わるたびに外へでて、研磨具合をチェックします。
研磨車両が走る様子。
これは、他の場所で撮影された研磨のようす動画でどーぞ。
このテンプレートをレールに当ててちゃんと削れてるかチェックします。
さてはて、本日の作業結果を見ておおいに満足したコローセックじーちゃん。残りの作業をビーゲン親子に託し、意気揚々とお帰りあそばしました。
まだまだ、親子のながーい研磨の旅は続きます。
詳しくはこちらをご覧あれ。
1年経って忘れかけていた頃、とうとう断面図を元に線路を削る日がやってきました。
1年前といえば、まだまだ高架橋やら橋梁などの工事が始まったばかりで、線路なんてどーこにも敷かれていませんでした。
しかーし、人間の力ってすばらしい。現在はダウンタウンから空港まで全線に渡って線路が敷かれてるんですから。
そして、先週から待ちに待った(私だけが)??研磨車両のおでましー。
この車両、市内を走るスカイトレイン用のものをレンタルしてるわけなんですが、借りてきたはいいが、10年以上野ざらしにされてたもんだから、テスト走行で1日2回以上は故障。
どっかの遠くの町から、かつてこのマシーンを扱っていたメカニックのおじさんを連れてきて、やっと直してもらったんですが、0.1mm単位で緻密に作られた線路断面図をこんなボロっちい機会で削っていーのかーと疑問に思う私でした。
さて、やっとのことで動き出したこの車両、1年前に私がご紹介したかっこいい車両とは似ても似つかぬ極小サイズ。研磨石が8個しかついていません。
で、もってこの車両を運転する人達はヨハン.ビーゲンさんとアーニー.ビーゲンさんの親子。
そう、この親子がこの極小車両に乗り込み、まるで、カローラを運転するかのように線路の上を行ったり来たりしながら線路を削るわけなんです。なんだか、微笑ましいというか、かわいいというか。
私はてっきりイカツイ線路工夫みたいな人が徒党を組んでやってきて一機に削ってしまうのかと思ってました。
で、私は削り始めから3日目の夜に断面図を作ったコローセック博士と一緒に研磨の様子を見に行きました。
研磨作業は他の工事が終了して、みんながおうちに帰った後にしかできません。
工事中の寒い高架橋の上でコローセック博士と待ち合わせたのが夜の7時。結局、研磨車両がその場所に着いたのが夜の9時。
2時間あまりの時間、コローセック博士と二人で待ってたわけなんです。この博士、歳はうちの父と同じくらい。(私自信が既におばちゃんなんで、彼はもうじーちゃんです。
お話好きで優しいじーちゃんなんで2時間があっという間に経ってしまいました。
じーちゃんいわく、この業界で働くなら、数時間待たされるのは当たり前のことなんだそうです。
まるで、病院のエマージェンシーと一緒だ。
さてさて、話を研磨車両の方へ戻しましょう。息子が運転するせまーい研磨車両に乗り込み。LET’S GRIND!!
中の様子はこんな風です。モニターで線路の様子が見えます。この狭い空間にじーちゃん2人におじさんとおばさん(私)1名。相当きつっ苦しいです。
じーちゃんその1(コローセック博士)とじーちゃんその2(ヨハンさん)はかなりながーい知り合い。(線路研磨の関係で)その息子のアーニーさんも見てくれはいかついけど気さくでよい人。まるで、ウィスラーへドライブへ行くかのような和気あいあいムードの中、研磨開始!!
車両はかなりの音と火花を立てながら研磨を始めますが、それにも負けないくらいの大声で笑うじーちゃん2人。
そして、レールの上を何回か走り終わるたびに外へでて、研磨具合をチェックします。
研磨車両が走る様子。
これは、他の場所で撮影された研磨のようす動画でどーぞ。
このテンプレートをレールに当ててちゃんと削れてるかチェックします。
さてはて、本日の作業結果を見ておおいに満足したコローセックじーちゃん。残りの作業をビーゲン親子に託し、意気揚々とお帰りあそばしました。
まだまだ、親子のながーい研磨の旅は続きます。
Da-J いい仕事をしてるね!感動だよ!
すごいよ!これから何万、何千、何億という人を乗せて走る線路を作っているんだもんね!!何も無かったところに線路引いていく過程を経験しているんだもんね!日本でいったら戦後の時代みられた光景?!を肌で感じて生きているんだもんね!
なんかそんなDa-Jの友達であるだけで歴史に残る人物を知っていました!!とジマンしたくなる気分です!
とにかく感動で一杯!!素敵!!!!
映像を見て“感動”でした!!
あんなに火花がでるもんなんですね。
まるで『マトリックス』の1シーンみたいでかっこよかった~♪
何も無いところからモノを作る仕事ってすごく憧れます。
自分もいつかはモノ作りの仕事を
やってみたいなぁと思っているのですが…。
まぁ~いつになるかわかりませんが(^_^;)
またレポート楽しみに待ってま~す。
それでは、またです。。。
もっとハイテクな感じで線路って作るのかと思っていたけど、技術が進んでも、人の手、目に勝るものはないね(^_-)
そうまの仕事、いつ見ても興味をそそられるし、面白い!!
いつか実際にそうまやたくさんの人がかかわって作ったその線路を見てみたいよ!!
自分が作ったものが後世にまで残り、色々な人の役に立つなんてホントスゴイ!!!
ほんと、自分が作ったものが残るってスバラシイ!
ぼろっちー機械でも、仕事はしっかりやったのかな?
小学校のときって、メキシコでも”働く人(おじさん)”放映してたの?
電車は来年の11月には開通するので楽しみにしててねー。これで、私も通勤が楽になる。オリンピックの時期にはバンクーバに帰ってくるのかな?
しんぷそん様
線路のこと忘れずにブログみてくださったんですね。ありがとうございます。
線路を削る時の火花はすごかったです。
高架橋のすぐとなりがホテルの客室になっている場所があって、そこを削ってるときは客室にいる人々が目を丸くして窓に張り付いてました。
自分が関わっているとはいえ、ほんの一部分だけなので、みんなの仕事が一緒になって大きなものが完成するというのはちょっと不思議な感じです。
かぼちゃ
そーなのよ、ぜんぜーんハイテクな感じじゃないよ。この業界、昔ながらの職人気質がまだまだいきづいてるし。
本で学ぶより、経験の方が重視される感じ。年寄りじーちゃんが現役でバリバリ働いてるよ。
ゆぎじゃn
ぼろっちー機械でも火花はいっちょ前に散らしてた。
ちゃんと削れてるかどうかは電車を走らせてからじゃないとわからない。
うーん、ちょっと心配。